コラム・評論
【hanashikaの時間。】「ルールは守らねば」 笑福亭鉄瓶
2021/11/02 笑福亭鉄瓶笑福亭鉄瓶さん ルールは大切だと思います。そのルールがあるからこそ、自由が確保できると僕は思っているんです。そのルールの根本や、守る理由がおかしくなってきているのではないか。これはあくまでも例えですが…。 ひと昔前は、い…
【妄想亭日常】 「新作落語の作り方」 弁財亭和泉
2021/10/28 弁財亭和泉ときどき、自作の新作落語ってどうやってつくってるんですかと聞かれることがあります。 新作落語のつくり方にルールはありません。 自由です。 新作派の先輩方も、構成だけをメモ程度にザックリ書いて高座で話しながらつくる人、一言…
広瀬和生の「J亭を聴いた」第17回大手町二人会「白酒・一之輔」(令和3年5月分)
2021/10/27 広瀬和生5月20日(木)「J亭スピンオフ 桃月庵白酒・春風亭一之輔二人会」@日経ホール。演目は以下のとおり。 柳亭市好『寄合酒』 春風亭一之輔『短命』 桃月庵白酒『四段目』 ~仲入り~ 桃月庵白酒『新版三十石』 春風亭一之輔『笠…
【hanashikaの時間。】「奥さまの最後の教え」 笑福亭鶴二
2021/10/26 笑福亭鶴二高校生の私が、師匠(六代目笑福亭松鶴)の奥さまに三味線をお稽古していただいてから半年が過ぎ、「さくらさくら」と「お江戸日本橋」の2曲を弾き唄いすることができるようになりました。 続いて「梅は咲いたか」「奴(やっこ)さん」…
【二つ目グルメ】「ショコラの誘惑」 昔昔亭昇
2021/10/21 二つ目グルメ昔昔亭昇チョコレートの融点は約32度。 ですから夏場に部屋に置いておくと溶けてしまうのです。しかし、この保存が大変に面倒な32度という絶妙な融点のおかげで官能的とも言える口溶けを可能にしているわけでございます。 何を隠そう、私は…
広瀬和生の「J亭を聴いた」第16回大手町二人会「三三・一之輔」(令和3年3月分)
2021/10/20 広瀬和生広瀬和生 3月10日(水)「J亭スピンオフ 柳家三三・春風亭一之輔 二人会」@日経ホール。定数半減/配信ありでの開催。演目は次のとおり。 橘家文吾『星野屋』 柳家三三『五目講釈』 春風亭一之輔『夢見の八兵衛』 ~仲入り~…
【hanashikaの時間。】「店員さんの心の声」 笑福亭晃瓶
2021/10/19 笑福亭晃瓶残暑の厳しさも和らぎ、少しずつ秋らしくなってきましたね。体に感じる風も何となく心地良くなってきました。大好きな季節の到来です。 10月からは緊急事態宣言も解除され、動きやすくなりましたし、外食も行きやすくなりました。 そ…
【hanashikaの時間。】「お尻に火がつかないと」 桂小春団治
2021/10/12 桂小春団治本来なら秋は文化的な行事が多い季節ですが、昨年からのコロナ禍の影響でさまざまな催しが激減。われわれにとっての書き入れどきが今年も寂しい限りです。 ところで、僕は小学校の時の必修クラブで芸能部に所属していました。そこで落語…
【hanashikaの時間。】「「昭和党」の名残り」 笑福亭鉄瓶
2021/10/05 笑福亭鉄瓶「平成生まれ」「ゆとり世代」-。あまり、いい言葉に感じないですよね。どちらかというと、「考えがあまい」や「ガッツがない」というようなイメージを抱きます。私はあまり好きではない言葉。もし、私がその世代に生まれていればこう思…
【hanashikaの時間。】「三味線が楽しくなった」 笑福亭鶴二
2021/09/28 笑福亭鶴二前担当回で、師匠の奥さまに三味線を教えていただくことになり、譜面を使わない、見て聞いて覚えるという初稽古の様子を書かせていただきました。まったく三味線の経験がない私には、これは大変でした。三味線を持って構える形だけでも精…
【妄想亭日常】 「新作コレクション」 弁財亭和泉
2021/09/23 弁財亭和泉2009年に前座から二ツ目に昇進しました。 昇進後、仕事はないけど時間はあり余っているので少しずつ新作落語をつくりはじめ、自分の勉強会や新作派の先輩方が主催する会などで細々と自作の落語を披露していました。 2013年6月…
【hanashikaの時間。】「楽しい落語会とは?」 笑福亭晃瓶
2021/09/21 笑福亭晃瓶噺(はなし)家自身の私がこんなことを思うのはおかしいのかもしれませんが、落語会によっては、楽しいものと、それほど楽しくないものがあります。なぜ、そんな風に感じるのかはよく分かりません。ほかの噺家さんもこんなことを思うのか…