京都で朝のラジオ番組を25年もの間、長いことさせてもらっています。先日の11月8日で番組放送回数が6千回になりました。それを記念しましてステージでイベントをすることになりました。
当日はどれくらいのお客さんがお越しになられるのかものすごく心配でしたが、いざふたを開けたらたくさんのお客さんが駆けつけてくださいました。中でも早い方は午前10時開演のイベントに、なんと5時半には既に会場前に並んではりました。ありがたい話です。
そしていよいよイベントのスタートです。会場では歌、漫才、神楽、大喜利、そして抽選会と大盛り上がりで幕を閉じました。気分は最高です。その日はたくさんの方々からのお祝いメッセージなんかもちょうだいしました。
皆さん、ほとんどの方が「すごい、すごい」と言ってくれはりました。そんな中、ある一人の方が何気に「塵(ちり)も積もれば山となる」とおっしゃいました。昔からよく聞くことわざです。その時は気にも留めなかったのですが、何気にふと思い出し、色んなことを考えてみました。
塵も積もれば山となるとはつまり、長く一つのことを続けているすごさのことだと理解していました。だけど塵? 塵てなんやろう? ゴミ? ゴミが積もるのか? と考えるほどわからなくなってしまいました。
そんな中、一つ気が付いたことがあります。コツコツと時間を掛けて続けるすごさより何を積み重ねるかが大切なんや-。つまりこのことわざは、時間より積み重ねるものの大切さを教えてくれているのか。62歳で初めて知りました。