新型コロナウイルス禍で仕事も減っているのに、無謀にも個人事務所を立ち上げることにしました。自分自身にプレッシャーをかけるという意味でも、立ち上げることにしました。正確にはこれから立ち上げます。
立ち上げようと思っても、何から始めたらいいのか全く分かりません。取りあえずは知り合いの税理士さんを訪ねてみました。聞くと申請書を提出して登録しなければならないことを教えていただきました。それくらいは何となく分かってはいました。それ以外のことはちんぷんかんぷんの内容でした。
おそらく閉じていた口が開いていたと思います。その様子を見て税理士さんも私のことを諦めたのか気の毒に思われたのか「とにかく、司法書士さん紹介しますので、任せはったら全部やってくれはりますよ(笑)」。正直助かりました。
後日その司法書士さんとホテルのロビーで会うことにしました。当日、約束の時間にロビーに行くと、たくさん人がいてはりました。しかし、司法書士さんの顔が分かりません。困りました。
こっちの顔は分かってくれているとのことでしたので、頼りは私の顔だけ。さりげなく自分の顔をロビーにいる人たちに順番に近づけてゆくという不自然な動き。完全に不審者です。
案の定、不思議に思ったホテルの方に「どうされましたか」と聞かれ、驚き気味に「待ち合わせです!」というと、たまたまそばにいたスーツ姿の男性が大きな声で「笑福亭さんですか」。その男性はどう見てもイケメンホスト風で、靴の先がピンピンに伸びていました。これまた驚き。