連日連夜続く暑い日。
歩く度に滴り落ちる大粒の汗。
この汗を拭うものは手ぬぐいでもタオルでもない、そう生ビールです!って事で今宵の飲みの舞台は麻布十番。
あまり大衆居酒屋とか立ち飲み屋がないイメージの街ですが、本当に無いんです笑
オシャレで高そうな店しかありません。
老舗の串焼き屋を左に曲がると細い路地に紫の看板が「藤」という文字を怪しく灯していました。
(楽しく飲んで歌える店) 怪しさは100%いや120%です。
迷わず行けよ、行けば分かるさ!と猪木イズムで扉を開けてみるとカウンターのみで8席。
1人だけ常連さんらしき人がグラスを傾けてました。
そして、、、 カウンターの中にボストン・レッドソックスの野球帽を目深に被ったママが(のちにヒロさんと判明)人殺しの様な目で煙草をふかしながら
「何人だい?」
「2人です」
「ふーん、ところであんた何やってんだい?」
(内心、想像以上にヤバい店に来てしまった、パンチが強すぎる)そう思い足が後ろに退がる自分がいました。
「落語をやってます」
その瞬間!煙草をふかしながら微動だにしなかったママが飛び上がり
「私、すんげ〜落語好きなんだよ!何だ落語家か!座って、座って!あんた名刺かなんかないの?」
「名刺代わりに独演会のチケットならあります笑」
「買うわよ!とりあえず4枚ね!ホラ!井出ちゃん(先程の常連さん)も買って!」
さらに調子に乗った私は「このお店で独演会やりませんか?」
「あったり前じゃないのー!ビールケースの上に座って。それで決まりね!つまんなかったら皿洗いしてとっと帰すからな!」
店に入って僅か1分でチケットも売れ独演会まで決まってしまった。
皆さんの街にも怪しい店があるかもしれませんが、そんな時こそ迷わず扉を開けてみて下さい、そこには義理人情に厚い出会いが待ってる、、かも。
【本日のチケット残数】80枚
立川只四楼さんの独演会「立川只四楼NIGHT 1人vs200人 」チケット販売中!
イープラス:https://eplus.jp/sf/detail/3741740001-P0030002P021001?P1=0175