いつも飲み屋に行って独演会のチケットを売っているフーテン落語家、立川只四楼です。
今回は番外編として、保育園で落語をした時のことを話したいと思います。
ある日、赤羽の保育園で落語をして下さいとオファーを受けました。参加者は3歳と4歳。 果たして落語を理解する事ができるのか、心配でした。
会場に入ると30人の子供たちが走り回って騒いでいました。
この瞬間、「終わった」と思い、嫌な汗が額から流れ落ちてきました。
リクエストは「寿限無」。
さぁ、話し始めます。
「こんちわーご隠居さん」
すると、子供たちが
「こんにちわー!」
と、落語に参加してきました笑
リアクションに意表をつかれましたが、何とか話を進めると、最初から最後までドカーン!ドカーン!とウケまして、みんな笑い転げてました。
一番良く笑ってた女の子に「そんなに面白かった?」と聞いたら、
「微妙だった」
耳を疑いました。
しかし、隣りの男の子が 「僕は面白かった!」 と言うので、「どこが?」と聞いたら、
「顔!」
再度、耳を疑いました。
少し凹み気味に楽屋に戻り着替えをしていると、楽屋の横が下駄箱で、そこにお母さんがお子さんをお迎えに来ていました。
「あらー、今日、落語やったの?」
「寿限無やった」
「どうだった?」
「最後、寿限無、寿限無って同じこと何回も言ってて、しつこかった!」
そういう噺だよ!笑
保育園に別れを告げ、赤羽駅へ歩いていると 前から歩いて来た2人組の酔っ払いに絡まれました。
「おい! 兄ちゃんよー! 誰かに似てるな?」
ウザいからこう言いました。
「キムタクです」
「なーんだ、兄ちゃんもベロベロじゃねーか」
一滴も飲んでないわ!
生きてれば色んなことが起きます笑
さぁー、今夜も飲み行こっと。
【本日のチケット残数】40枚
立川只四楼さんの独演会「立川只四楼NIGHT 1人vs200人 」チケット販売中!
イープラス:https://eplus.jp/sf/detail/3741740001-P0030002P021001?P1=0175