「産経らくご」で人気評論を連載中の広瀬和生氏が、過去に配信した公演の中から珠玉の一席を毎月セレクト。
今月は「ミテ!演芸会」第二回 昼の部(2024年1月20日公演)から林家つる子「しじみ売り」をお届けします。
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林家つる子が12人抜きの抜擢で真打昇進したのは2年前のこと。その昇進披露興行でも演じていた『しじみ売り』は、師匠の林家正蔵から直接稽古をつけてもらった数少ない演目のひとつで、つる子にとって非常に思い入れが深い噺だという。『しじみ売り』と言えば東京では講談『鼠小僧次郎吉』の一部を古今亭志ん生が人情噺に仕立てたもので、今では立川志の輔が独自の演出を施して十八番としているが、つる子が正蔵から教わったのは上方落語の『しじみ売り』を江戸に移したもので、鼠小僧も出てこなければ、設定や展開も大きく異なる。志ん生をルーツとする東京の『しじみ売り』とは異なる味わいの人情噺、つる子のフレッシュな高座で楽しんでいただきたい。(広瀬和生)
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動画はこちらから!(2月15日~3月14日までご覧いただけます)
※ご視聴には『産経らくご』(月額1100円)への入会が必要です。初回ご登録の方に限り、30日間無料でお試しいただけます。
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