コラム・評論
広瀬和生の「J亭を聴いた」第24回大手町二人会 白酒・三三(令和4年9月分)
2023/06/09 広瀬和生2022年9月29日(木)「J亭スピンオフ 桃月庵白酒・柳家三三 大手町二人会」@日経ホール 演目は以下のとおり 春風亭㐂いち『辰巳の辻占』 柳家三三『お血脈』 桃月庵白酒『替り目』 ~仲入り~ 桃月庵白酒『つる』 柳家…
【噺家_日々是営業】「やる奴」と「やらない奴」 立川只四楼
2023/06/08 立川只四楼毎年、100人ずつ会場のキャパを増やしていく-。 これが、今の目標です。 昨年末、真打ちになってもいない二つ目の分際で、「日本橋社会教育会館」というキャパ200人の会場で独演会をやりました。 今年は300人、来年…
三遊亭兼好のイラスト日誌(1)
2023/05/25 三遊亭兼好会津の実家に帰ったら、居間の机に「けん玉」が置いてあった。 「膝を鍛えるためよ」 と母が言う。全身を使うけん玉は、楽しみながら足腰を鍛えるのに最適だと言う。 「もしもし、カメよ…カ…もしもしカ…も…もし…」 『うさぎとか…
【直球&曲球】どうかしてる一家 新・猫八師匠の「至芸」 春風亭一之輔
2023/04/27 春風亭一之輔江戸家小猫さんが五代目猫八を襲名しました。「動物ものまね」の名跡が華々しく復活。親子代々、動物の鳴きまねをして生計を立てている…冷静に考えると、いい意味でどうかしてる一家。 われわれ人類が言語を持ち合わせてない頃…例えば…
【hanashikaの時間。】「噺家の座る場所」 桂小春団治
2023/04/25噺(はなし)家の世界は古い縦社会なので、上座下座など座り位置に気を使います。大人数の宴席などでは、上座から師匠連、中堅と座っていき、若手はみんなが座った頃に下座に座り、先輩たちのお酒や料理に気を配るといった感じです。 4…
【hanashikaの時間。】「物事の見方で勝負」 笑福亭鉄瓶
2023/04/21 笑福亭鉄瓶私は落語を演じるうえで大事にしていることは「腹でしゃべる」です。テクニックや理論はもちろん大事ですが、一番は真っすぐな気持ちだと思います。 この噺(はなし)がとにかく好き、この噺のこのせりふが言いたい。その気持ちの熱量が…
【hanashikaの時間。】「孫の大阪デビュー」 笑福亭鶴二
2023/04/11 笑福亭鶴二今年はわが家に大きな春の訪れがありました。昨年の12月に誕生した初孫が娘夫婦と一緒に大阪へ来てくれました。孫の大阪デビューです。昨年のクリスマスに私たち夫婦が横浜へかけつけて以来、3カ月ぶりの対面です。 産まれて間もない…
【妄想亭日常】「噺の目線」後編 弁財亭和泉
2023/04/07 弁財亭和泉新入社員だった私が専務から聞いた「職場の花」という言葉。共働き家庭で育った私は「働く」ということにあまり性別を意識したことがありませんでした。自分が思っていた「働く」のイメージとは違うものを感じて違和感を覚えたのかもしれ…
【hanashikaの時間。】「笑瓶兄さんのこと」 笑福亭晃瓶
2023/04/04 笑福亭晃瓶今回は2月22日午前に亡くなりました鶴瓶門下の総領弟子、笑福亭笑瓶兄さんのことを少し書かせていただきます。僕が初めて兄さんと会ったのは、入門初日の師匠宅でした。当時、すでにテレビ、ラジオなどに出演してはったので、初めて会…
【二つ目グルメ】「師匠との思い出~焼きそば編~」 昔昔亭昇
2023/03/30 昔昔亭昇こんにちは! 落語家の昔昔亭昇でございます。約2年に渡って執筆させていただきましたグルメコラムも今回で最終回を迎えました! たくさんの時間を皆さまと共有できて本当に楽しい時間でした! つたない文章でございましたが、お付き…
【hanashikaの時間。】噺家の平均寿命 桂小春団治
2023/03/28 桂小春団治毎年の秋の独演会では、書き下ろしの新作を1席やっているのですが、平成14年の独演会では、1時間15分の長編新作落語に挑戦しました。1時間を超える古典落語の長編ネタ「地獄八景」に対抗する新作として作った噺(はなし)です。 …
【hanashikaの時間。】「おのおので考えよう」 笑福亭鉄瓶
2023/03/21 笑福亭鉄瓶臨機応変。本当に大事なことだと思います。公共交通機関の優先座席は座ればいい。満員になり、そこが必要な方がいれば譲る。妊婦さん・ベビーカー優先のエレベーターも皆さんは乗ればいいと思います。扉が開き優先される方がいれば、その…