「サインください」と、たまに言われることがあります。とてもありがたいです。特にイベントや落語会の後に言っていただくことがよくあります。「よく」は言い過ぎかな。ちょこっとあります。
地方での落語会の後でした。自分で言うのもなんですが、その会は笑いも手応えも感じながら無事に終わりました。
たまにあるのですが、担当の方に「終わってから写真やサインは良いですかね、皆さん楽しみにされていますので」というようなことを尋ねられます。本当にうれしいし、ありがたいことです。私も気持ちよく「どうぞどうぞ」と返事。落語も終わり、いよいよ写真、サインの時間です。
はじめに「写真、サインいいですか」と尋ねられているだけに、私も、お客さんから積極的に「サインいいですか。写真いいですか」と言われると思いますやん。待てど暮らせどシーン。久々に恥ずかしかったです。
仕方ないので自分から大きな声で「写真撮りましょう。サインしますよ」と言うと、何を思われたのか、お客さんたちが舞台の方にゾロゾロと集まって来られて、結局みんなで集合写真を撮ることになりました。
サインも、おじいさんが色紙を片手に小さい声で「サインください」と来られたので、色紙を受け取り、サインを書かせてもらおうと色紙を見ると、4年前に私自身がすでにサインしてありました。おじいさんに「もうサイン、書いてありますよ」と言うと、「はい。裏に今日の日付だけ書いてください」。
日付を書きながら、「色紙を忘れはったんですか」と尋ねたら、おじいさんが一言、「もったいない」やて(笑)。