「女の人って不思議だな」と、思ったことがありました。朝起きたとたん、パートナーが寝ていたふとんをタンスに立て掛けたんです。
私が「なんで立て掛けたん」と聞くと、「寝ている間にコップ一杯分の汗をかいているらしいから乾かしてんねん」
なるほど、ちゃんとしてるわ。確かに汗は寝ているときにもかくし、納得しました。
不思議なのはここからなんです。
ふとんを立て掛けてそのまま洗面所へ行きました。ほんの10分ほどで戻ってきたとたん、その立て掛けていたふとんをおもむろに押し入れに片づけだしたんです。
「えーっ早くない。まだ乾いてないんちゃうん」と思いましたが、それを口に出さずに心の中にぐっと収めました。そして自分の思いとは違うことを言ってました。
「きっちりしてるね」
すると「きっちりしてるところとしてないところの差が激しいねん」という言葉が返ってきて、そばにあった2リットル入りのペットボトルのお茶をそのままグビグビと飲み、飲んだペットボトルを自分のスケジュール帳の上に横倒しで置いて「シャワーを浴びてくるわ」と言って、その場から楽しそうに去っていきました。
確かに差が激しいわ。おっしゃる通りです。まあこれくらいの神経でないと、私とはやっていけないと、今度は自分自身に納得。