【hanashikaの時間。】「新たな3席に奮闘中」 笑福亭鶴二

笑福亭鶴二独演会を開催させていただきます。9月17日でございます。今年覚えた落語を3席、お聞きいただきたいと思います。

1席目はごあいさつを兼ねまして、「酒の粕(かす)」という短い落語です。これは師匠、笑福亭松鶴(しょかく)が上方お笑い大賞を受賞されたときに披露された演目です。続いてゲストの笑福亭鶴笑さんの登場です。私のすぐ上の兄弟子です。パペット落語のパイオニアとして大活躍されておられます。

2席目は「質屋芝居」。私は松鶴最後の弟子ということで、師匠の舞台を拝見させていただく機会が誠に少なかったのですが、この落語は島之内寄席で演じておられるのを舞台袖で勉強させていただきました。

仲入り休憩後は、鶴笑兄さんとの対談です。兄弟子と師匠の話や修業時代の話など、いろいろなエピソードが飛び出すことと思います。

そしてトリの3席目は、新ネタで人情噺(ばなし)「南京屋政談」です。上方落語協会の重鎮、桂福団治師匠にお稽古をつけていただきました。師匠には松竹芸能の寄席に出演させていただいた新人の頃から大変お世話になりました。

「南京屋政談」はもともと、江戸の「唐茄子(とうなす)屋政談」という落語です。福団治師匠は東京の古今亭志ん朝師匠から教わられ、いろいろと工夫を重ねて上方落語に焼き直されたそうです。

未熟な腕ですが本番に向けて、ただいま稽古に励んでおります。3席、奮闘いたしますので、こうご期待くださいませ! 皆さまのご来場を心よりお待ち申し上げております。

笑福亭鶴二独演会 9月17日(土)午後5時半から、朝日生命ホール。出演は笑福亭鶴二、笑福亭鶴笑 月亭秀都。前売り3500円 当日4000円。問い合わせ、チケット販売は松竹芸能(06-6258-8085)。チケットぴあのPコードは513-426。

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