ありがたいことに、仕事で滋賀県東近江市の能登川駅まで行ってきました。そこからは、タクシーでの移動です。土曜日だったので、少し人が多いのかなと思い、駅の外へと出てきましたが、見ると駅で降りた方々が少し歩いている程度で、ほとんど人けはありませんでした。
タクシーに乗り、運転手さんに「○○までお願いします」と告げました。その場所をよく知らない感じで、困ってはりましたが、様子を見ていると、この運転手さんは少ししゃれが通じるように思えました。
「大丈夫ですか」と聞くと「カーナビ、入れますね」と言い、なぜか無線で本部に「○○までのお客さんです。よろしくお願いします」と連絡しています。「カーナビを入れるときは無線で本部に連絡するんですか」と聞きました。
すると、「この方が早くできるんです」。なぜ早いのかを聞くと、本部からの遠隔操作で、カーナビに目的地の案内が知らされるらしいです。確かに早い。でも、なかなか知らせが返ってこない。しゃれっぽく「まだですか」と尋ねたら「あと10分くらいで返ってきます」。
「遅っ! 着きますやん」と言うと、ちょっと悔しかったのか、「ゆっくり走りますんで大丈夫」。なかなか面白そうな運転手さんやなと思い、さらに「今日は人が少ないですね」と聞いたら、「今日はこれでも多いです」。
負けず嫌いな人なのかと心の中で思いながら、さらに質問。
「カーナビはまだですか」
「もう届いてます」
「その割に、画面を見ないですね」
「目的地は分かっていますから」
どこまで負けず嫌いやねん。楽しい道中でした。