【hanashikaの時間。】「仕事に穴は空けられない」 桂小春団治

われわれの仕事は、それほど大きな責任もない気楽な仕事ですが、一番やってはいけないのが、出番に間に合わず、仕事に穴を空けることです。

交通機関の事故や悪天候などで大幅に遅延するのは、まだ申し開きもできますが、よくあるのが寝坊で遅刻する失敗。

たいがいは出番変更などで何とかしのげますが、昔、松竹芸能のマネジャーがタレントを連れ、地方へ行かなければならないのに、寝過ごしてしまった。

伊丹空港でタレントが待っているのに、自分がチケットを持っているので、先に行かせることもできない。

タクシーを飛ばし、空港に到着したときには飛行機は出た後で、次の便は3時間後。とても間に合わない。マネジャーの寝坊で、公演ができなくなるなどということは大問題です。すぐさま、八尾空港に電話し、セスナ2機をチャーター。何とか公演に間に合わせたという逸話が、今も語り草になっています。

もちろん、そのときの飛行機代は、給料から天引きやったそうです。

さて、お知らせです。

「るみえーる亭」を25日(金)午後7時から、門真市民文化会館ルミエールホール(大阪府門真市)の3F和室で。前売1200円、当日1500円。出演と番組は桂文喬「研修医・山田一郎」▽桂小春団治「高津の富」▽桂よね吉「芝居道楽」▽笑福亭呂翔「江戸荒物」―です。

そして、天満天神繁昌亭(大阪市北区)昼席(午後2時開演、前売2500円、当日2800円)には、27日(日)~7月3日(土)まで出ています。

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