季節は涼しくなりすっかり秋。
食欲の秋、スポーツの秋、私は酒浸りの秋です。
昔から言うじゃありませんか、喉元過ぎれば日々の虚しさを忘れる(私の造語) 。
まぁ人生一度っきりですから飲みたいものを飲んで食べたい物を食べて生きましょうってことで、今宵の酒場は新宿の思い出横丁。
魅力的な飲み屋が所狭しと並び、ついつい浮き足だちます。 鰻の頭から尻尾まで串焼きで堪能出来る店へ。
風に揺れてる暖簾をくぐると昭和のノスタルジックさを感じさせる店内。
油の塊が垂れて来そうなヴィンテージ溢れる電球(閲覧注意レベル5) 。
早速瓶ビールで乾杯。
隣の見知らぬおじさんとも乾杯。
「兄ちゃん何の仕事してんだい?」
「落語家です」
「おっ、小噺よろしく」
待ってました!と言わんばかりに小噺をひとつー。
先日、鰻屋に行って鰻を運んで来た若い女の子に聞いた。
「この鰻は養殖ですか?」
「鰻は全部、和食です」
その子が天然でした。
さらにもうひとつ
あるボクサーが三度目の防衛に挑戦。
しかし、相手が強いからゲン担ぎに鰻登りってことで鰻を食べた。
見事三度目の防衛に成功。鰻に山椒(3勝)はつきもんだ。
「兄ちゃん良いねー。一杯ご馳走するよ!」
人から貰う酒の旨さは格別です。
喉を通るビールが優しく撫でて全てを癒してくれる。
また新たな出会いを求めて暖簾を潜って梯子酒。
あっいけねぇ、さっきのおじさんに独演会のチケット売るの忘れてた!笑
まぁいいっか、こんな日もあって。
【本日のチケット残数】完売!