明けましておめでとう御座います。
2024年始まりましたね!
こうして、コラムを書けていることに嬉しくなります。
今年一発目なので落語家になった日の事について話そうかと思います。
何故、落語家になったのですか?と色んな人に聞かれます。
その度に、昭和何年の、あの会場でやった談志の噺の、あの部分に痺れてなどなど、最初は事細かく話していたのですが、会う度に聞かれるので最近は一言で「神のお告げです。」と答える様にしてます。
すると、誰も聞いてこなくなりました笑
私が入門した当時は36歳。
その時は30歳超えてたら入門出来ないと噂があり、半分諦めていた所に、知り合いの芸人が、立川談四楼師匠は30歳超えても弟子を取るらしいと言われ、直ぐに独演会を調べました。
すると、その日に下北沢の神社で独演会をやるとの情報 (これこそ神のお告げ) 。
早速、下北沢の神社へ!
携帯で師匠の画像を調べると落語を演ってる姿しかない、私服の画像がない為、普段どんな格好をしてるか分からない、知り合いの芸人に聞くと、帽子を被りメガネをして派手な柄シャツを着ているとの情報。
すると前から、らしき人が歩いて来た!
俺の落語家人生が僅か3秒足らずで決まってしまうかもしれない、挨拶でしくじってしまうなど許されない、皆んなから仏頂面と言われてたので、なるべくニコニコしながら真っ直ぐに目を見て真剣に気持ちをお伝えしました。
「弟子にして下さい!」
「弟子はとってない。」
(イメージ通りだ。最初は断れると良く聞く。こんな事で諦めてはダメだ)
「弟子にして下さい!」
「弟子はとってない。」
「どうしても落語家になりたいんです!」
「あなた勘違いしてると思いますが、私は八百屋ですよ」
紛らわしいわ!
暫くすると師匠が歩いて来た、既に八百屋に断られた免疫はついてるのもあって、かなり軽い気持ちで 「弟子にしてくださーい」
すると、師匠が一言
「いいよー」
私より軽いノリで承諾して頂きました。
こんなに簡単に入門出来るとは、、、
兎にも角にも弟子になった私、さぁこれから色んな、しくじりをするのだが、続きはまた次回。