上方落語界に新しいユニット「五楽笑人(ごらくしょうにん)」が誕生しました。ユニット名の由来はひな人形の雅楽隊・五楽(ごがく)人(にん)に「笑い」を足して五楽笑人となりました。ちなみに皆さんがよく知る五人囃子(ばやし)は能楽隊です。
メンバーは笑福亭喬介(きょうすけ)、笑福亭生寿(せいじゅ)、桂咲之輔、笑福亭呂好(ろこう)、笑福亭鉄瓶。ただの仲良しクラブではありません。
落語といえば「東京」で、何かあれば東京の落語家が取り上げられる。近畿2府4県の会場に、わざわざ出演料以外のお金を支払ってまで東京の落語家さんを呼ぶ現実。関西の演芸担当の方々も東京に負けていない上方の落語家を知っているはずなのに…の現実。そこに警鐘を鳴らすべく、立ち上がったのが五楽笑人です。
別にけんかをするわけではありません。一人でも多くの方に上方落語の楽しさを知ってほしい。諸先輩方が引っ張ってきてくださったお客さんだけを頼りにしてはいけない。もっと新しいお客さんにも来ていただかないといけない。上方落語のためにというより、自分の未来のためです。結果、上方落語のためにもなると思っています。
今年7月と12月には五楽笑人のライブ、また五楽笑人に関係する公演を44以上予定しております。メンバーの落語会は、DAIHATSU心斎橋角座のホームページをごらんください。
最後に誤解のないように言っておきますが、東京の落語も大好きですし、とても勉強をさせていただいております。東京の落語家さん、仕事をください(笑)。