産経らくごで人気評論を連載中の広瀬和生氏が、過去に配信した公演の中から珠玉の一席を毎月セレクト。
10月は第八十二回大手町落語会(2023年12月3日公演)
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芸協の重鎮、瀧川鯉昇。語り口はあくまでも端正で、ベテランならではの風格を感じさせつつ、強烈な“フラ”(その人自身に備わっている何とも言えない可笑しさ/演者の個性そのものに漂う楽しい雰囲気)が独特な世界を醸し出す素敵な演者だ。以前紹介した『餃子問答』もそうだが、鯉昇には古典の名作に意表を突く独自演出を施した“改作”に近いネタが幾つもある。今回ご紹介する『そば処ベートーヴェン』は、『時そば』の改作。一人目の男がそばの料金を一文ごまかす男の手口が前代未聞で、それが見事なサゲに結びつく構成の見事さに舌を巻く。演題をあえて『そば処ベートーヴェン』としている遊び心もまた楽しい。飄々と語るマクラのトボケた可笑しさも鯉昇ならではの魅力だ。
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動画はこちらから!(10月15日~11月14日までご覧いただけます)
※ご視聴には『産経らくご』(月額1100円)への入会が必要です。初回ご登録の方に限り、30日間無料でお試しいただけます。
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