人肌と熱燗が恋しい季節になって来ましたねー。
空っ風に揺れる提灯と暖簾が手招きしてるようで、いつもの様にカウンターに座って一杯。
熱燗の徳利つまんで、おちょこに並々と入れて一気に飲み干す。
喉元過ぎれば熱い酒が体を温めてくれてるようで。
アテは梅水晶でヨロシク
これから忘年会シーズンで大晦日ですね
大晦日が近づくにつれて寄席では芝浜を演じる方落語家が増えます。
良いですよねー芝浜の匂い
また、夢になるといけねーこのサゲ、痺れますね
芝浜といえば私には苦い経験があります。
初めて芝浜を演った日、自分でも云うのも何ですが良い感じに出来てました。
あの最後の大晦日の夫婦のやり取り(1番大事なシーン)、お客さんも黙って集中して聞いてくれてました。
1人のおっちゃんを除いては
皆んなが固唾を飲んで聞いてる時に最前列のど真中にいた、おっちゃんがイビキをかいて寝てしまいました。
あの名場面でですよ!
またイビキが合いの手のように入ってくるんですよ!笑
あんた飲もう!
何を?
(グー グー)
お酒だよ お酒!
(グー グー)
良いのか?飲んで?
(グー グー)
じゃ注いでくれ
(グゥあー グー)
やっぱ、よそう また夢になるといけねー
(グゥあー ググぁー)
最悪でした
でも、サゲを言ったら一応お客さんは拍手をしてくれました。
その拍手で寝てた、おっちゃんが起きました。
ムカついたんで寝てて良いですよ!と言ったら、 もう寝ないよ!と言い返して来たから何で寝ないんですか?と聞いたら、
そのおっさんが一言
また、夢を見るといけねー
俺より上手いこと言って拍手喝采でした!(バカヤロー)
今度、芝浜を演る時 あのおっさんが居るといけねー
【本日のチケット残数】300枚