先日、師匠の笑福亭鶴瓶の芸能生活50周年と古希のお祝いで、焼肉屋さんを貸し切り状態で一門全員が集まり、お祝いをしました。というより、皆の生存確認をしてきました。もちろんコロナ対策はきっちりと。
集合は夜6時。残念なことに僕はその時間には行けず、着いたのが7時半頃でした。お店に入ると皆、完璧に出来上がっていました。まあにぎやかというか、うるさいというか、やかましいやかましい(笑)。
僕は完全に出遅れているので、状況を把握しようと必死でした。周りの様子を観察しながらもまず遅れた言い訳から始まり、皆の話す内容を聞き、その内容を把握し、大変でした。
それに合わせて飲みや、食べや攻撃です。今思うと酒の味も肉の味も分からずじまいで飲み食いしてました。周りからはうまいやろ、うまいやろ攻撃(笑)あり、忙しく食べていました。
そうこうしてるうちに弟子から師匠へのあいさつが始まり、まずは筆頭弟子の笑瓶兄さんからです。さすが筆頭です。すてきなコメントで兄さん自身も感極まって涙する場面あり。それを見ていた一門の中にも同じように涙する連中も現れ、とても良い雰囲気に包まれていた瞬間、師匠鶴瓶が不意に話し始め、皆も神妙な面持ちで師匠の話を聞いています。
しかし、僕は着いて間もなしなもんですから、おなかもまだまだ減っているし酒もそんなに飲んでないし、正直気後れしていた状況もあり、変に冷静でした。
話している師匠が焼肉用の紙の前掛けをしたままで話しています。その前掛けがタレや油が飛んでベチャベチャなんです。それが気になって、師匠の話が全く入ってきません。何を話していたか結局、分からずじまいでした。