明けましておめでとうございます!
落語芸術協会の2023年初席は昇太会長からまさかの発表と、伝説のあのグループの復活! なんとも事件続きでしたね!
2022年の年末にこの文章を書いている私の未来予想図はこれくらいにしまして、スーパーの一角でこの時期になると急にでかい顔(主に値段)をしだす憎いあんちくしょうのお話を一席。
かまぼこ。
日本人なら言わずと知れた食材です。関東では小田原が名産として有名ですが、普段は野菜炒めやちゃんぽんの具材として。そして暖かいお蕎麦(そば)のトッピングとして。時にはワサビとともに主役として。汎用(はんよう)性の高さから日本人が重宝してきたというのは理解できます。
何より私、昔昔亭昇は練り物が大好きでございます。ただ!!!! この時期の傍若無人さには目を見張るものがあります!!! そう思いませんか!!
いつもなら隅の方で「あぁ、いや自分なんてあってもなくてもいいんで。え? 1人暮らしなのに買ってくれるんすか? ありがとうございますぅ! 自分頑張るっす!」って言っているかわいらしいあいつがこの時期になりますと、「おう愚民ども。なんだ私を手に取るとは眉の下についたそれは節穴ではないようだな。うん? なんだ? ふん! 貧乏芸人のお前などに手を出せる私ではないわ!! さぁさぁ! 帰った帰った!!」。
おせちにちょ~っと入ってるからって、急に偉そうな顔をするわけでございます!
そもそも! おせちとしてのかまぼこは、その半円型のカタチから初日の出を連想させるという理由で採用されています! 半円型! つまり半分に切ったニンジンの煮付けでも、なんなら、すあまでも別に良いわけです!
おせち採用試験の最終面接にかまぼことニンジンが残ったとしたら色合いの良さから間違いなくニンジンが残っていたことでしょう! ニンジンが願書を出し忘れさえしなければ…。
それだけならまだしも!! 友達のちくわですら、少し横柄な態度をとってくるしまつ!! もちろんかまぼこほど偉そうではないが、「いつの間にそんなに出世したんだ」と叫びたくなる!
その点、大根と白菜はかわいいわぁ~! 夏になると多少ツンケンするけどこの時期はまぁかわいい!!
…というか、まぼこが高くて買えないというお話でした(笑)
もう少しすると大量のかまぼこが泣きながら「あん時すみませんでした! お願いです! 買ってください!」と言ってくるので、そうなればまた大好きな練り物にありつけるかな、なんて思っております。
皆さんはどんな初夢を見ましたか?
ちなみに僕は、たばこを吸いながらふと空を見上げるとナスを加えた鷹が富士山の上空に飛んでいく様を見ている。という初夢を見る予定でございます! 2023年も皆さんに沢山の良いことがありますように!
今年もたくさんいただきます!!